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[2003.03] What are WSJT, JT44, FSK441... |
概要 |
WSJT: Weak Signal communication by K1JT。EMEや流星反射通信のためにK1JTが作ったプログラム。昔なつかしくソースはFortranで書かれている。余談ながら、K1JTは1993年のノーベル物理学賞受賞者。 JT44: EMEやダクトのような弱いながら、長時間安定したパスのときに復調しやすい文字モード。1単位44トーン。 FSK441: 流星反射のように、信号が大変短いときに復調しやすい文字モード。4単位4トーン。2mの流星反射で最適化されている。 JT6M: 6mの流星反射で最適化されている。具体的には、6mの流星反射の方は比較的信号継続時間が長いので、レートを遅くして最小受信感度を良くしてある。 JT65A, B, C: JT44をさらに高感度化したモード。 |
JT65: 11/18にVer.4.1.1(β)がリリースされ、JT44はさらに高感度なJT65に置き換えられた。平文で5dBだけ最小受信感度が向上している。JT44の'Fold' messageと比較した場合は、3dBの改善である。さらに、EMEで必要なレポート交換(RO, RRR, 73)に関してはS/N=-30dBまで解読できる。 平文は26文字まで送信可能。インターバルはJT44の30秒から1分に変更された。1分のうち47秒をフルパワー送信するので、リニアに気配りすること。Ver.4.1.1はJT44をサポートしていないので、Ver.3.8.1も残しておくこと。普通にアップデートした場合は旧バージョンも残される。 |
*リンク 日本語マニュアル(JH1OQW訳) |
初交信成功 |
免許が届いたので、その夜実験しました。7L1RLL若鳥さんの協力を得てJT44の2ウェイQSOに成功しました。 2003.03.11 1240Z 7L1RLL-7L3TDU 599-599 23cm JT44 注)JT44が予定しているEMEでは、レポートとしてT(存在確認)やM(コールの一部確認)やO(コールの完全確認)が使われているそうですが、信号が十分に強かったのでRTTY準拠で送りました。 |
最近の成果 |
2003.09.xx WSJT Ver. 3.8.1リリース(ウォーターフォールの大型化等) 2003.09.15の朝、流星散乱により、JA9BOH(PM86fa)-JH6RTO(PM53fa)間643kmで2m FSK441の交信に成功しました。 2003.09.15の夜、流星散乱により、JM1SZY(PM95so)-JH6RTO(PM53fa)間883kmで6m JT6Mの交信に成功しました。 |
関連記事 |
CQ ham radio 2003年5月号 207頁 EME NEWS (JA9BOH) 「パラオからEME運用」 T88FS |
ファイブナイン 2003年8月号 「EMEの新たなモード JT44」 JH6RTO |
RadCom 2001年5月号92頁「W7LHLとW7SZが1.2GHz帯QRPでEME交信に成功」 親機は、W7PUA設計の144MHz帯DSPで変復調するトランシーバーのDSP-10。トランスバーターはディッシュに組込みで、5W!!!ディッシュは一方が3mで、他方が3.6m。モードはDSPで符号化、復調されるPUA43という43トーンのFSKであった。 http://www.proaxis.com/~boblark/dsp10.htm |
JT44やFSK441の免許申請 |
サウンドボードを附属装置としたF1の免許をお持ちでしたら、変更申請(届)は不要だそうです。参考までに、附属装置緒言記入例を示します。 |
サウンドボード付きパーソナルコンピュータ装置諸元 1. FSK441(電波の型式F1D) 方式 4FSK方式 通信速度 147ボー 副搬送波周波数 882, 1323, 1764, 2205Hz(順に0〜3に相当) 最大周波数偏移 ±661.5Hz 符号構成 FSK441符号 2. JT6M(電波の型式F1D) 方式 44FSK方式 通信速度 21.53ボー 副搬送波周波数 同期信号1076.66Hz、信号1098.19〜2002.59Hz 最大周波数偏移 ±462.97Hz 符号構成 JT6M符号 3. JT44(電波の型式F1D) 方式 44FSK方式 通信速度 5.38ボー 副搬送波周波数 同期信号1270.5Hz、信号1302.8〜1755.0Hz ただし、信号成分の副搬送波周波数は、11025*(N+121)/1024 Hz (N=0〜42) 最大周波数偏移 ±242.25Hz 符号構成 JT44符号 |